プラセンタは、人の胎盤を原材料としているため、グロースファクター（成長因子）や栄養素を含み、身体の組織づくりに必要や役割を担っています。一方でプラセンタ注射は生物由来（ヒト）の製剤のため、献血ができなくなります。

①原材料提供者について、医師による海外渡航歴、ウイルスなどの感染症のスクリーニングを実施・確認する。

②受入試験でＢ型肝炎ウイルス、Ｃ型肝炎ウイルス及びエイズ（後天性免疫不全症候群）ウイルスの検査に適した原材料を使用する。

③製造工程では、科学的に証明された種々のウイルス不活化処理を実施する。

④最終製品についてＢ型肝炎、Ｃ型肝炎、エイズに加え成人Ｔ細胞白血球及びリンゴ病のウイルス検査で陰性であることを確認する

※料金は全て税込価格です。

更年期障害、乳汁分泌不全、肝機能障害に対し保険適応が認められています。美容を目的とした診療の場合は保険適応外の自費診療となります。

プラセンタは定期的に打つことをお勧めします。

最初に1ヵ月は週に2回、その後は週に1回位を目処にご来院ください。

サプリメント、健康食品と違い、気になるポイントでの直接施術を行うため、より早い効果の期待ができます。また、サプリメントなどに比べプラセンタ注射は体内に直接注射されるため効果が得られやすいとされます。期待する効能効果、施術箇所にもよりますが効果は一時的なものになりますので、経済面を考慮しての継続をおすすめ致します。

※効能効果は個々人によりことなります。

プラセンタ注射薬は血液製剤ではありません。そう誤解されている方が多いそうですが、プラセンタ中のホルモンや血液は、製造過程で完全に除去されるため、製剤には含まれていません。その後、プラセンタ注射薬はウイルスや細菌が製剤に混入しないようにするため、塩酸による加水分解など、何工程もの安全処理が行われ、各種感染症の汚染がないことが検査で確認されて初めて、製品として販売されている医薬品です。当院で使用しているプラセンタ注射は2種類で「ラエンネック」と「メルスモン」です。いずれも厚労省が認める医薬品です。

この2つの製剤の違いは、まず製法にあります。メルスモンは加水分解法という製法で作られています。プラセンタの細胞膜を強酸で分解し、エキスを抽出する方法です。ラエンネックは、分子分画法で製造されています。必要な成分のみを特殊なフィルターを使って抽出する方法です。有効成分を壊さずにとりだすことができます。1本（2ml）あたりの胎盤含有量は、ラエンネックのほうがメルスモンより10％ほど多くなっています。メルスモンはPHが中性近く、ベンジルアルコールという痛み止めの成分が含まれているため注射時に痛みが少ないというメリットがあります。痛みに弱い方へはメルスモンを、そうでない方へは胎盤エキスの含有量が多いラエンネックをお勧めしています。
添加物として、ラエンネックにはPH調整剤、ペプシン、乳糖等が含まれています。メルスモンにはベンジルアルコール等が含まれています。体質的にこれらの添加物にアレルギ反応を起こす方がいますので、痒みや発疹などが出現した場合は薬剤を変えた方がよいでしょう。また、ごく稀にラエンネックで頭痛が起こることがあり、その場合はメルスモンへ変更します。逆に、メルスモンで眠気が強く起こるといった場合はラエンネックへ変更します。